大坂なおみの国籍やプロフィールを解説!どんな選手でどう育ったか

2018年04月04日 大坂なおみ, プレイヤー

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2016年にWTA女子ツアーの最優秀新人賞に選ばれ、今年のインディアンウェルズでツアー初優勝を飾った今注目のテニスプロ、大坂なおみ選手。同大会ではシャラポバやハレプ、プリスコバ等のトップ10選手を破り現在の世界ランクは22位と急成長を見せています。将来は世界のトップ10入りが有望視される彼女はまだ20歳。どんなテニス環境で育ってきたのでしょうか。今回は大坂なおみのパーソナルライフに迫ります。

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プロフィール

本名:大坂なおみ

大坂なおみは1997年10月16日に大阪府、大阪市で生まれました。彼女の母、環(たまき)さんは日本人で、父親のレオナルドさんはハイチ系アメリカ人。大坂なおみと1つ年上のお姉さんのマリさんは、日本とアメリカの両方の国籍を持つハーフの子として生まれました。

アメリカでは母親側の苗字(旧姓)をミドルネームにしたり、そのまま自分の苗字にするハーフの子を良く見かけます。大坂なおみは3歳になるまで日本で育ちました。日本語はすでに幼い頃に覚えてますが、アメリカに移住してからは日本語よりも英語中心の生活だったのでしょう。

苗字が日本人でも、ハーフであってもアメリカの学校に通いながら日本語を流暢にしゃべり続けるのは相当な努力が必要です。

特別なコーチ

大坂なおみのテニスキャリアは、ウィリアムス姉妹の育ち方と少し重なります。まず一つ目がコーチが父親である事。そして2つ目はウィリアムス姉妹の父親、リチャード・ウィリアムスも、大坂なおみの父親レオナルド・フランソワもテニスはド素人。特に本人が昔からテニスをやっていたわけでもなく、父親の思い付きから始まったようです。

 

リチャード・ウィリアムスはある日、バージニア・ルジッシというルーマニアのテニス選手のプレーをテレビで見て感銘を受け、自分の娘二人をテニス選手にする事に決めたそうです。

その後、彼自身が「Old Whisky」という謎のコーチからテニスレッスンを受け、78ページになるテニスレッスンマニュアルを自分一人で書き上げたそうです。

 

そんなウィリアムス姉妹に憧れて育ったという大坂なおみ。その父親であるレオナルドさんの特訓も彼女が3歳の頃からと言われています。

アメリカに移住してからはレオナルドさんの教えやすいテニス環境だったはずです。日本ではテニスコートの確保が難しいですが、アメリカでは中高のテニスコートが地域の住民に開放されていますので、どこの誰でも一般の方が公共のテニスコートを自由に使えます。

ハードコートが多いアメリカならではのテニス環境といえるでしょう。

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言葉の壁と国籍

大坂なおみの試合後インタビューは主に英語です。2016年の東レ・パンパシフィック選手権で準優勝した際に大きく取り上げられましたが、日本語は勉強中。

3歳の頃からアメリカで育っていますので、母親が日本人であっても英語が第一言語になっていくのは自然な事といえます。

 

さて、ハーフの大坂なおみの国籍は、日本で生まれていますが父親がアメリカ人ですので、日本とアメリカの2重国籍というプロフィールを持っています。アメリカは2重国籍を認めていますが、日本は法律上22歳までに国籍を決めなければならない事になっています。大坂なおみは既に日本国籍を選んだとも一部のメディアで伝えられていますが、もしこれが本当であれば、英語が第一言語で日本語をまだ勉強しているという彼女にとって、自分の代表する国を日本に選ぶという選択は異例といえるのではないでしょうか。

特にウィリアムス姉妹に憧れてアメリカのテニス環境(高校を含め地域の大会や、リーグ戦など全てのテニスイベントや、それに関わるコーチや役員はUSTA=全米テニス協会が管理)でキャリアを積んだ大坂にとって、もし日本を選んだというのであれば、特別な理由があったはずです。

 

大坂選手が東京オリンピックに日本代表として出場し、メダル獲得の可能性を広げられるというのは日本テニス協会にとってとても大きな事です。

一方で大坂なおみが幼い頃、一度はそっぽを向いて大坂を切り捨てた全米テニス協会が、今必死になって彼女を再獲得しようと動いています。全米女子テニス、フェドカップチームの監督、メアリー・ジョー・フェルナンデスが大坂の家族とチームへラブコールを送っていると伝えられていますので、一部のメディアでは彼女が日本国籍に決めたと伝えられていますが、まだ日米争奪戦は終わっていないようです。

家族の強い絆

一つ上の姉、大坂まりもプロテニスプレーヤーでキャリアを積んでいます。

昨年の東レ・パンパシフィック選手権では妹のなおみと一緒にダブルで出場。残念ながら一回戦で負けています。大坂なおみはそんな姉と大の仲良し。

幼い頃からテニスの練習は常に姉と一緒。東レ・パンパシフィック選手権の際には「姉は親友の存在なので何をするかお互い良くわかっている」。また、過酷な練習を共にしている仲については「練習が終わるようにお姉さんにわざと早く負けた」なんてコメントも残しています。

実力はというと、彼女が15歳になるまで姉のまりにシングルスで勝てなかったというくらいですから、最近まで姉と妹の間の実力派変わらなかったという事になります。

 

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高校卒業とテニスキャリア

強いフィジカルと高速サーブが代名詞の大坂なおみですが、アメリカの高校は2年飛び級して卒業したなんて情報もありますから、テニスに集中しつつ学業も優秀です。この辺りはご両親の素晴らしい教育のポリシーと大きなご苦労があったことでしょう。

 

高校を卒業する前から既に16歳にしてITFチャレンジャーで準優勝するなどジュニア時代から大きなポテンシャルを見せてきた大坂なおみ。順調なキャリアを積んできている彼女の収入も気になります。

現時点でツアー獲得賞金は85万ドル。これは大会で勝った時にもらえる賞金のみで、大坂選手の家計を支えるのはこれだけではありません。 今、彼女を支えるスポンサーはWowWow、アディダス、ヨネックス、それに日清が加わりました。

通常、プロツアーを回る選手のコストは14万ドル以上と言われており、ラケットやウェアその他の消耗品は含まれません。

賞金だけでこのコストを賄うには最低でもトップ150を切る必要があるといわれています。これに加えて著名なコーチを年間で雇うとなるとスポンサーがつくか、トップ80を切っていないと赤字になってしまいます。

大坂なおみは新コーチ、サーシャ・ベイジンと契約しました。自分への投資とパフォーマンスのバランス。ここは家族の決断と、彼女をサポートするIMG(スポーツマネジメント会社)の存在が欠かせません。

まとめ

高速サーブとパワーフォアハンドでトップ10入りを目指す大坂なおみ。天然のキャラクターで面白いスピーチをしたり、インタビューで笑いを取るなど、コート外でも目が離せない存在です。

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