ジュニアの時に身につけるべき本質的な基礎とは?
ジュニアにとって基礎は非常に大切ですが、『何が本質的な基礎なのか』理解出来ていますでしょうか?
今回はジュニアにとって本質的な基礎とは何か、その考え方やポイントを解説しました。
ジュニアにとっての基礎、とても大事です!
ジュニアのうちに、基礎的な打ち方をきちんと覚えることはとても大切なことになります。
というのも、特に小学生くらいのジュニアの年代は、身体の使い方や打ち方の基礎を直しやすく柔軟に対応することができます。
しかし、これが年を重ねれば重ねるほど、経験年数が長くなればなるほど、直すのに時間と労力を必要とします。
私自身が実際にそうでした。小学生時代からテニスを始めましたが、なかなか基礎的なフォームを直す機会に恵まれず、大学生になって初めて基礎的な打ち方の改善を求められました。
しかし、それまでの『力の使い方』『身体の使い方』が身体に染みついているので、自分では変えているつもりなのに、なかなか変えられませんでした。
特に、フォームや打ち方における『力の使い方』というのは、『どうしたら力が生まれるか、伝わるか』という考え方のもと、動きが作られます。
そのため、経験年数を重ねれば重ねるほど、『こうしたら力が伝わるはず』『力を生むためにはこうすべき』といった自分の考えが強く固着していきます。
また様々な知識も学んでいくので、『正しいフォームや打ち方はこういうものだ』というものも強くなっていきます。
その考えがしっかりすればするほど、それが異なっていたときに直すのが非常に大変になっていきます。
そういった観点から、ジュニアのうちに基礎的なフォーム、そして基礎的な考え方をしっかりと身につけることは非常に大切なことになります。
打ち方の感覚が大切
では、ジュニアにとって基礎を固める際に大切なことはなんでしょうか。
それは、打ち方やフォームといった、外側から見える型ではありません。
例えばラケットをこう構えて、や、腕をこうして、というかたちで意識をしたとしても、それでは『これまでと同じ身体の動かし方』で身体を操作していくだけになります。
打ち方やフォームを変えていくときには、『これまでと異なった動かし方』を習得していくことになります。
例えば同じラケットを振る動作でも、手先の力でラケットを振っているか、身体がターンする力でラケットが振れているか、で、外から見た動きは同じでも、その中味が大きく異なってきます。
その時に大切になるのは、動きの質を見抜くコーチの目と、本人の身体の感覚になります。
特にジュニアの時に育みたい基礎は、この本人の『感覚に対する意識』を育み、感覚に敏感になることにあります。
もしもこれができれば、成長してからでもその感覚を糸口にフォームを改善していくことができます。
例えば、今までと新しい打ち方の違いを感じることができれば、あとはその感覚を頼りに練習していくことができますが、違いが分からなければ練習の中で改善していくことは難しくなっていきます。
感覚が変化する体験を
感覚に対する意識と一緒に感じたいのは、今までと違う感覚を味わう体験です。
私自身『力を抜く』というのは、自分が考える範囲の中での『力を抜く』というものでした。本当はその範囲を大きく越えて力を抜くべきだったのですが、『正しい力の使い方はこういうものだ』という固定概念があると、その壁をなかなか越えられません。
しかし、ジュニアの基礎を固める時期に、自分の身体の感覚を感じながら、『あ、こんなに身体の感覚というのは変わるものなのだ』とか、『こんなに楽にボールを打っていいんだ』という体験があると、成長してからも、今までの自分の打ち方とは違う感覚があるかもしれない、という前提のもとで取り組めるので、壁を越えやすくなっていきます。
まとめ
今回はジュニアの時に習っておきたい基礎について解説しました。
ジュニアの年代というのは、これからのテニスの土台を作る非常に大切な時期です。
だからこそ、より本質的な基礎を身につけることで、その先も大きく成長することが期待できますし、その逆もまたしかりです。是非この時期に本質的な基礎を身につけるようにしましょう。
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今の所属に通いながら、並行して受講できるので、大きく環境を変えることなく、成長スピードをあげることができます。
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