ロジャーフェデラーの苦手な大会は●●だった!

2018年01月27日 フェデラー, プレイヤー

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グランドスラムで優勝候補に毎年挙げられるテニス界のスーパースターと言えば、ロジャー・フェデラーですが過去にはどのような偉業を達成しているのでしょうか?この記事では、現在36歳。これまで19のグランドスラム優勝を経験し、トッププロの中でも飛び抜けた勝率を誇っているフェデラーの過去の偉業を振り返り、またその中から見えてくる意外な苦手大会も探っていきたいと思います。

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憧れのウィンブルドンから始まった

今のフェデラーの活躍を見ていると、1998年にプロデビューしてから直ぐに怒涛の快進撃でグランドスラムを制覇したかと想像してしまいますが、実は初めてのグランドスラム制覇はデビューから5年後の2003年でした。テニスの聖地、ウィンブルドンで宿敵、A. ロディックを準決勝で、決勝ではM.フィリプーシスをストレートで下しスイス人男子としてウィンブルドン初優勝という偉業を成し遂げています。この年は7大会で優勝、勝率82%という驚異的な数字で世界ランク2位まで上り詰めました。

生涯グランドスラムの壁

ウィンブルドンを初優勝した2003年の翌年には、全豪オープン、ウィンブルドン連覇、全米オープンの3つのグランドスラムで優勝。世界ランク1位に上り詰め、順風満帆なテニスキャリアを突き進んでいたフェデラーですが、彼の前に一つ大きく立ちはだかっていたのがクレーコート=全仏オープンでした。 実際に年間グランドスラムを達成したのは、歴代で5人のみ。困難な理由の一つは、コートサーフェースの対応です。全仏は赤土で有名なクレーコート。ボールがバウンドするとクレーで勢いが殺されてしまうスローテニス。その3週間後に全く逆の超高速サーフェースである芝のコートでウィンブルドンが始まるわけです。

デビューから2008年までグランドスラム通算13勝した世界ランク1位ロジャーでさえも、その年までは全仏オープン優勝はゼロ。クレーから芝への対応には困難を極めたということになります。しかし、そこはやはり世界のロジャーフェデラー。2009年の全豪は落としながらも同年の全仏オープンで見事優勝。生涯グランドスラムを達成しました。そしてその約1か月後、イギリス・ウィンブルドンでA. ロディックを下し、男子ATPプロツアー選手として、グランドスラムの優勝回数、歴代最多記録を塗り替えました。

スピードのウィンブルドン、パワーの全仏

このままテニス界では敵無しかと思われたロジャーですが、結局全仏オープンを取れたのは2009年の大会のみ。全仏オープンでの決勝進出は2009年以外に4度ありますが、ラファエル・ナダルにすべて優勝を奪い去られています。最近では昨年の全豪オープンで素晴らしい決勝戦を戦ったこの2人。過去15年の間で通算38回対戦。実は23勝15敗でナダルの圧勝です。特にクレーコートでは13勝2敗と全仏を含めてナダルにとってはクレーでフェデラーに負ける気がしないわけです。

 

それではフェデラーは球足の速いコートに強いのか?選手歴代最多勝のウィンブルドン8勝という数字を見るとそう言わざるを得ません。ロジャーが世界ランク1位になる前のランク1位だった高速サーブの持ち主A. ロディックとはウィンブルドン決勝で3度対戦し、ロジャーの全勝。実はフェデラーにとって、決勝でロディックと当たれば全勝という数字の裏に隠れた方程式がありました。ナダルは過去にウィンブルドンを2度優勝していますが、フェデラーに2度決勝で敗れています。不思議にも全米オープンでは1度も当たったことのないロジャーとナダルですが、フェデラーにとっては早いコートでのナダルとの対戦はクレーと比べてプレッシャーの量が違ったと言っても過言ではないでしょう。

ニューヨークのプレッシャー?

2008年全米オープンの決勝でA.マレーを倒してからニューヨークでの優勝が遠ざかっているロジャー。全米オープンとニューヨーク独特の厳しいメディアのプレッシャーでしょうか。それ以上に最近話題になるのが年間を通しての選手の過酷なスケジュールです。疲労と故障が原因で昨年の全米オープンは開始前にすでにトップ10の内、4選手が棄権するという異例事態でした。その年の最後のグランドスラムに合わせてくる選手もいれば、デビスカップや一昨年のようにオリンピックに出場し多忙を極める選手も多くいます。ロジャーも例外ではありません。

2018年のテニスは復活戦

2017年は怪我でツアーを長期離脱していたフェデラーとナダルの復活。そしてこの2人の活躍がテニス界を引っ張りました。その中でA. マレー、ジョコビッチ、ワウリンカ、そして錦織も同じく怪我を理由に昨年の後半にツアーを離脱。そして、今年の全豪オープンで戻ってきたこれらの選手に対する期待は、昨年全豪を制覇して復活宣言したロジャーと同じレベルの期待値なのかもしれません。

特に2010年以降、黄金時代を築き上げてきたジョコビッチは、ロジャーにとっても特に警戒する選手の一人です。実はこの2人過去に45回対戦し、ロジャーの22勝23敗。全豪を8度優勝しているジョコビッチにとって、全豪を復活戦として選んだのは納得できます。

Next Generationの活躍が目立つ男子テニス界。レジェンドのフェデラーがどう引っ張っていくのか。また怪我から復活した元ビッグ4選手の返り咲きが見られるのか。今年もグランドスラムから目が離せません。

まとめ

テニス界のレジェンド、ロジャーフェデラー。彼が、全豪・全仏・ウィンブルドン・全米でどのように戦ってきたかを振り返りました。改めてテニスを愛する、そしてテニスに愛される彼のすごさを感じさせられます。

そんなフェデラーですが、使っている道具やウェアについても別格です。フェデラーの使っている道具やウェアについての記事はこちらをご覧ください!

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