神奈川県在住 50歳 女性

【レッスンご相談内容】

サーブが思うように上達できずご相談をいただきました。

平日は仕事をしており、毎週土曜日にテニススクールに通っていらっしゃいます。テニスは20代でテニススクールに5、6年位通っていて、45歳から現在まで、5年位テニススクールに通われ、初中級クラスでコーチの指導で何とかストローク、バック、ボレー、スマッシュができるようになってきたようなところです。

クラス内で、周りの方はサーブを上達していって入るようになってきているのに対して、自分は入れるだけのサーブならばできるけれども、しっかりと振り抜いて打つサーブができずお悩みでした。
コーチからのアドバイスも真面目に取り組まれようとしているのですが、なかなか変化が見られずレッスンに来られました。

【指導内容例①】

今回の指導では、まず以下の3つの課題があることをお伝えし、それができるようになればサーブが入るようになることをお伝えしました。
①正しいスイングの感覚
②トスの位置の見極め
③トスの上げ方

そのうえで、一度にすべてをできるようにするのではなく、ひとつずつ課題に取り組むよう一緒にサポートするようにしました。

それぞれのポイントに対するアドバイスは次のとおりです。

①正しいスイングの感覚

どうしても、『入れよう』『ボールに当てよう』と意識してしまうと、スイングが当てるだけになってしまったり、手先の動作になってしまいます。
そのため、まずは『正しいスイングの感覚』はどのようなものかをご自身で感じていただくようにしました。
まずは小さな動きや、シンプルな練習からスタートして、体感として正しいスイングの感覚というものを実感していただきます。

ここで、『何が正しい感覚』で『何が正しくない感覚』なのかを理解していただくことを非常に重要視しています。
何が正しい感覚なのかが理解できれば、自分で練習する際でも修正をしていくことができるからです。

そして、小さな動きやシンプルな動きからスタートして、実際にサーブを打つ動作まで行っていただきました。
ここでのポイントは、『ボールに当てる』ことを優先するのではなく、『スイング感覚』を優先することです。
素振りで良い感覚でできたとしても、そこからいざボールを打つとなると、『意識』が『ボールを打つこと』に向いてしまい、
体の動かし方の操作方法が変わってしまいます。

ですので、『ボールを打つこと』を成功とするのではなく、『良いスイング感覚』で振れることを成功とし、そのうえで、
ボールに当たるようにトライしていただきます。
また、ここでこれまでは、『ボールに当てるためにスイングを調整していた』ものを『スイングは調整せずにボールに当てるためにどうするか』というように取り組み方をシフトしていただきました。

 

②トスの位置の見極め

クラス内でゲームをやろうとすると、どうしても何度もトスをやりなおすのに気が引けてしまい、多少ずれたトスでも打ちにいってしまうくせがついていました。
ただ、そのくせがついてしまうと、その方法で調整しようとしてしまうため、正しいやり方が身につきません。

そのため、トスを上げていただいた際に、そのトスが正しいかどうか、ということを意識的にしていただくようなサポートをしました。

そうしていくと、本人は『良いトスだ』と思っていても、実はずれている、といったことに対する気付きにつながり、
打つ前にトスの位置が正しいかどうかの適切な判断につながっていきます。

 

③トスの上げ方

多くの女性プレイヤーで悩みとして大きいのがトスの上げ方です。

今回の方の場合は、無意識のうちにトスをあげるために力を加える必要があると体が捉えて、不必要に力が入ることによって、トスの上がる位置がずれていく、という症状が出ていました。

そのため、まずは、『それほど力を加えなくても、正しい動きをすれば自然にボールは上がる』ということを実感していただきました。

ここでのポイントは、どんなに動きを変えようとしても、『どのような意識がその動きを生んでいるのか』という根本にアプローチをしなければ、動きの本質は変わらない、ということにあります。

この方の場合は、『力を入れなければボールは上がらない』という意識から、力みが生まれ、トスがずれる、という結果になっていました。

そのため、まずは『力を加えなくてもトスは上がる』ということを体感していっていただくことによって、無駄な力が抜けて、トスが正しくあがるようになっていきました。

 

【指導内容例②】

今回の指導では、前回の復習をまずしたところ、かなり安定度が向上していることが確認できました。特にトスの安定性と判断が的確になってきていました。

しかし、やはり通常の練習やゲーム練習などをしていく中でスイングの感覚が鈍くなり、振り抜きが弱くなっていたので今回は特にそのポイントをお伝えしました。

それぞれのポイントに対するアドバイスは次のとおりです。

①正しいスイングを忘れないための取り組み方

まず正しいスイング感覚を思い出していただくことはもちろんですが、それを普段の練習で思い出していただけるように、練習の取り組み方についてアドバイスしました。

どうしても普段の練習では、サーブ練習をしてそして試合練習をしていく、という流れの中で自分の良いスイングというのを忘れた状態でボールを打ってしまいがちです。

そのため、普段のレッスンの中でご自身の良い感覚を思い出すためにどのように取り組むかをアドバイスさせていただきました。

②さらに鋭いスイング感覚の獲得

スイング感覚をさらに良くしていくために、感覚の修正を行いました。

今回の状態は、ボールを打とうとするときに、どうしても肘から先の力を使って振ろうとしてしまう傾向が見て取れました。そのため、まずはご自身でどこの力でボールを打とうとしているか、という気づきを得ていただきました。

ご自身で力の感覚に気づくことができれば、あとはそれを修正していくかたちとなります。一緒にサポートをしながら、『正しい感覚でのスイング』を実際に体感していただきました。

こうしてご自身で違いを体で理解することで再現がしやすくなります。

 

そして、すぐにボールを何度も打ってしまうと元に戻ってしまうため、この良い感覚のスイングでボールを打つ動作が再現できるように練習をしていただきました。

 

【指導内容例③】

かなり良くなってきている、とのことでしたが、環境や相手が変わるとそれによって急に崩れたりする、とのことでした。さらにうまくいかないと焦ってしまい、さらにうまくいかなくなる、というお悩みでした。

自分の型を意識する。

 

技術が発展途上の際には、これまでと違った新しい動作を少しずつ体に覚えさせていきます。その過程というのは、意識的に動作をコントロールしているような状態であり、ゴールは無意識でも自然にその動作ができるようになることです。

しかし、環境や心が乱れると、この動作が以前の動きが出てきてしまうことによって崩れていってしまいます。

ここでの大事なポイントは、自分の型を意識的に行っていくことにあります。

 

少しずつできていくと、なんとなく一つ一つの動作をしてしまいがちですが、その動作を意識的にしていくことによって、それを確認していくことができます。

もしもうまくいかなかったときにそれを確認すればよいわけです。

 

確認することのメリットは、それによって動きが改善されることもありますし、同時に『確認すること』に心のフォーカスが向くので、心を整えやすい、ということにあります。

 

サーブで崩れがちなケースに対しての確認事項を共有していきました。

 

 

※このアドバイスは、それぞれの方の課題に対して必要なタイミングを見極めてアドバイスしております。同じ課題であってもこのアドバイスが適切でなかったり、ベストのタイミングでない場合がありますのでご了承ください。

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