ジュニアの育成クラブの選び方や関わり方

2018年03月16日 ジュニア

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全日本ジュニアに出るためにはどのように指導を受け、どのようなスクールに行けば無名だった選手や遅咲きの選手が成長できるのでしょうか。
東京で生まれ育ち、東京や横浜の育成クラブやスクールでジュニア時代にテニスに取組み、またコーチ時代には高知県でジュニアを教えたこともある私が、全国大会に出るための育成クラブやテニススクールとの関わり方について解説します。

なかなか勝てない選手が勝てるようになるための環境づくり

私は小学4年生頃から東京にあるテニススクールの育成コースでテニスに取り組み始めました。
その後、東京の育成コースのあるテニススクールをいくつか経験しながら、高校時代には埼玉県にある育成クラブとしては名門のテニススクールに通ったり、また神奈川県の育成クラブでも習ってきました。

 

私自身がテニスを一所懸命に取り組み始めたのも遅く、試合に出始めた頃から勝ち進んだり、ランキングが高かったわけではありません。

 

そんな私が、夏には他クラブのサマーキャンプに参加したり、片道2時間かけて埼玉県の強豪クラブの練習に参加させてもらったり、神奈川県の日本有数のクラブのコーチに指導をあおいだりしてきました。

だからこそ、昔から強かったり、戦績がある選手ではなく、遅くから始めたり、なかなか勝てていない選手が勝てるようになるためには、どのような選択をしたり、環境を選ぶ必要があるのかをお伝えしたいと思います。

どんな育成クラブが良いのか?

育成クラブの特徴を整理

まず、育成クラブの特徴を整理したいと思います。

 

皆さんが育成クラブを選ばれるときには、ご自宅からの距離やコーチ陣、一緒に練習する仲間などの要素があると思います。

 

テニススクールの選手育成といってもクラブによってその育成方法は異なります。

 

例えば、練習量や練習の取り組み方のスタイルがあるでしょう。

練習量が長いクラブもあれば、あまり長い時間をとっていないクラブもあります。2時間程度のところもあれば、3時間あるいはそれ以上というところもあるでしょう。

 

また、育成方法や指導も様々で、各コートにコーチがつきそのコーチがメニューを決めたりするパターン、全体をまとめるコーチがついてそのコーチの指示のもとで各コートでのコーチがメニューを行うパターン、あるいは選手が自主的にメニューを決めたりするパターン、等があります。

 

球出しもコーチが必ず行うスクールもあれば、生徒同士で球出しを行うような育成クラブもあるでしょう。

 

それらの違いを踏まえた上で、特に全国大会などへの出場実績が無く、これから実績を伸ばしていこうという選手にとってどのような環境が良いのかを考えてみましょう。

どのような環境だと選手が伸びるのか?

環境の中でも皆さんが気になるのが、『一緒に練習している選手たちのレベル』ではないでしょうか。
しかし、もしも『打ち合うボールの強さが高いレベルのほうが良い』『強いボールをたくさん打ち返す機会があればレベルがあがる』とお考えでしたら、一概にそうとは言えません。

 

後でも解説しますが、テニス上達や強化に必要となるのは、自分のスイングや動き方が変化していくことにあります。
しかし、打ち合うボールの強さが変わることによって、それが自動的に変化していくかというとなかなかそうではありません。

 

例えて言うならば、あるソフトをウィンドウズ95のパソコンで使っていたところを、ウィンドウズ10のマシンにインストールして同じソフトを使おうとしても、いきなり快適に計算が速くなったりはしません。
そのソフトの中身を変えていくことではじめてウィンドウズ10の環境を活かすソフトとして活用することができます。

 

ですので、ここで見極めたいのは、あなたのお子様がすでに伸びる可能性を持っており、練習相手や練習量といった内容によってその成長が制限されてしまっているのか、

あるいは、

ただ練習相手や練習量を増やすだけでなく、スイングや動きを変えていく必要性があるのかによって異なってきます。

そして特に後者でポイントになってくるのが、コーチの指導力になります。

コーチの指導力

私は、様々なテニススクールに通い、育成クラブで指導を受けたり、あるいは練習会に参加したり、キャンプに参加したり、プライベートレッスンを習ったりしてきました。

 

遠方にある強豪の大学生との練習会に参加させていただいたこともあれば、日本で有数のクラブのサマーキャンプに参加したこともあります。

また、業界的にかなり有名なコーチのプライベートレッスンも受けたこともありました。

 

そこで様々なコーチと接してきた経験から、私なりの指導力のあるコーチや教え方のうまいコーチを見抜くポイントについてお伝えをさせて頂けたらと思います。

①課題を具体的に説明することができる

まず選手の課題を具体的に説明することができるかどうか、というのが一つのポイントになります。
特にここでは『心』や『やる気』にすぐに言及せず、身体の動かし方やスイングの方法などを具体的に示してくれるかどうかに注意してみましょう。

 

テニスは、ラケットをスイングしてボールを打ち、相手の打ったボールに対しての自分の身体を動かしていく動きになりますので、ミスやエラー、あるいはボールに間に合うかどうか、ボールとの距離感などは、全て『身体の動き』によって決まってきます。

必ず面の向いた方向にボールは飛び、スイングスピードが速ければボールはたくさん飛び、身体とボールとの距離がずれればバランスが崩れるわけです。

 

つまり全ては、物理的にエラーが出る要因があるわけです。

 

そして選手を強化しようというときには、その物理的な改善点を良い動き方に変えていくことがポイントになります。

 

そのため、コーチがミスやエラーや改善するべきポイントが、どの動きにあるのか、いつの動きにあるのかを具体的に把握しているかどうか、を説明することができるかどうか、というのが一つのポイントになってきます。

②その課題の改善にコミットしている

そして、次に着目したいのが、その改善すべきポイントに対して、コーチがコミットして一緒に取り組む姿勢でいるかどうか、です。

 

改善するべきポイントというのは、だいたいが身体のクセであり、身体に染みついた動きとなります。

 

ですので、一筋縄でいかないことの方が多いかもしれません。しかし、そこに対して色々なアプローチを試したり、意識化を促したりしながら、きちんと改善するまでコミットしているかどうか、に着目すると良いでしょう。

 

この2つの『改善ポイントを具体的に解説出来る』『そのポイントが改善するまでコミットしている』という点をコーチと話したり、そのコーチの指導を見ながら確認してみてください。

 

 

ただ、なかなか家のまわりにベストの環境というのはありません。

次の項目では『家の周りのテニススクールにはなかなかそんなコーチがいない!』という方の取組み方についてご紹介したいと思います。

自分で考えてうまくなる!

もしも『家の周りのテニススクールではなかなか良い環境がない!』という方もいらっしゃると思います。

 

ベストな環境というのはなかなか無いものです。

 

また、もしも良いコーチや良い環境があったとしても、自分の取り組み方次第では、全くものに出来ないものになってしまいます。

そこで最も大切になるのが、『自分で意識を高く持ち、自分で考えて、自分でうまくなる』ことです。

 

まわりがどんな環境であっても成果結果を出す選手は成果結果を出します。

 

もしかしたら、環境を選択する前にテニスとの関わり方や、毎日の練習の取組み方がポイントになってくるかもしれません。

 

そして、そのような練習での意識の持ち方、取組み方、目標達成のための方法、試合でのメンタルを鍛える方法をお伝えしているのが、『テニスノート塾』になります。

『テニスノート塾』については、こちらをご覧ください。

まとめ

この記事では、ジュニア育成を考えた時の育成クラブの選び方の視点や関わり方についてお伝えをさせていただきました。

環境的な面とコーチの指導力という2点を見極めてみましょう。

また、なかなかベストな環境・ベストなコーチというものは揃わないものです。そんな環境でも『自分の意識次第』で結果は大きく変わってきます。

これを読まれた皆さんが大きな成果結果を出されることを願っております!

 

意識が変わりテニスが変わる テニスノートの書き方

練習や試合のあとにテニスノートをつけているジュニア選手は多いと思います。しかし、書き方次第でその効果は大きく変わってきます。テニスノートには、今の考え方や行動の全てが表れます。つまりテニスノートの書き方が変わっていくと、意識が変わりテニスが変わっていきます。ここではテニスノートの書き方がなぜテニスの上達につながっていくのか解説します。

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