テニス肘の予防になる打ち方・考えかたとは?

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テニス肘にならないように、予防をするためには何が一番最適なのでしょうか。

様々な道具も販売されていますが、本当の意味でテニス肘の予防をするためには、打ち方に対する捉え方を変えていくことにあります。

どのようにすることで、本当に予防していけるのか、解説していきます。

 

テニス肘がなかなか治らない

テニス肘で悩む方は、予防するために、バンドを巻いたりされている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、テニス肘の根本的な原因は打ち方にあるので、打ち方が変わらない限りは、なかなか良い方向に向かいませんし、予防もできません。

 

私も選手時代には、肘を痛め、キネシオテープを貼ったり、プレーした後にアイシングをしたりながらプレーをしていました。

その頃は、ただ『練習のしすぎかな』とか『疲労がたまっているのかな』と思って、このように対処をしていましたが、やはりだましだまし付き合っているようなかたちでした。

 

しかし、今振り返ると、『痛み』というのは、何かしらのサインであり、本質的に対処しなければ本当の意味での予防はできません。

 

テニス肘が生まれる原因

テニス肘が生まれる本当の原因は打ち方にあります。

 

テニスは昔はウッドのラケットが使われており、かなり重い物でした。

そのため、その重いラケットを扱おうとする時には、小手先で操ることが難しいため、必然的に体全体を使ってプレーをしていました。

 

しかし、今はラケットの性能が良くなり、軽いラケットでも簡単にボールを飛ばすことができるようになってきています。

 

その結果多くの人が簡単にテニスをできるようになった反面、小手先でもボールを打ててしまうようになったわけです。

 

しかし、ボールとラケットが当たる衝撃というのは、80kgとも100kgとも言われています。

そうすると、その衝撃は力を生もうとしている場所に負担としてかかってくるわけです。

 

さらに本当の原因とは

このように、小手先でラケットを操ろうとする体の使い方が肘への負担につながっているということがわかってきました。

 

では、テニス肘を予防するためにさらになぜこのような体の使い方をしてしまうのか、ということを考えてみましょう。

 

その前に、私が力の使い方が変化した体験を少しお話したいと思います。

 

私は選手時代から、とにかく一所懸命取り組むことが大事だと捉えていました。

そのため、練習時間も長時間練習しましたし、真面目に取り組むことが大切だと考えていましたし、トレーニングなども一所懸命取り組んでいました。

自分の頑張りによって、結果はコントロールできるはずだ、と捉えていました。

 

ある時、ものすごく体は疲れていたけれど、練習をしようと思ったときがありました。

その時、これまでないくらい『適当に』ボールを打ってみた瞬間がありました。

例えて言うならば、子供が遊びながら、ボールがどこに飛んでもいいや、と思いながらプラプラとやっている感じです。

 

そうすると、今まではまったく異なった感覚でボールを打てた感覚がしました。

 

そして、さらにその楽な感覚を再現しようとしていったときに、大切なことは『ラケットの重さ』や『遠心力』を使ってボールを打つことだと気づいたのです。

 

それまでは、ボールを強く打つには、『自分が力を込める』『頑張る事によって』ボールが強く打てるものだと思っていましたし、自分の力でボールを操ろうとしていました。

 

しかし、その捉え方は間違っていました。

 

たとえば、コースを狙おうとする時、自分の構えの位置と打点と打ちたい方向に自然にスイングできるように、関係性がきちんと作れていれば、自然に打ちたい方向に打つことができるはずです。

しかし、私の場合は、その準備ができていようといまいと、コースを狙うために小手先で操作することによって、コントロールをしようとしていたのです。

 

テニス肘にならない、予防をするための考えかた

そのため、テニス肘にならない、予防をするための考え方として大切になってくるのは、自分の小手先でどうこうしようとするのではなく、全体のスイングが自然になるようにラケットの動きやボールとの関係性を作ってあげる、という意識で捉えていくことです。

 

この捉え方ができるようになってくると、まったく今までと異なる感覚でボールを打つことができ、そして肘にもまったく影響が来なくなるので、予防にもなってきます。

 

もしもテニス肘の予防を考えている方は、ぜひ試してみてください。

 

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テニス肘の悩みを解消するための流れ

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テニス肘の痛みを生む多くの原因は、『打ち方』にあります。打ち方を改善することで、痛みを生む原因を取り除くことが出来ます。痛みが生まれる理由と打ち方との関係について解説しながら、痛みの原因を取り除くためにどのような打ち方を身につけることが必要なのか、ご紹介していきます。

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