メンタルが激弱だったからこそわかるメンタル強化法

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テニスはメンタルが大切とよく言われますが、メンタルを強化するやり方はなかなか難しいものです。

今回は、メンタルが弱いと感じている方のために、メンタルが強化される見方・考えかたをご紹介したいと思います。

 

試合でメンタルが弱い

皆さんは、試合の前や試合中にどんなふうにメンタルが弱いと感じますか?

 

縮こまってしまい思い切って振り抜けない、いつもなら攻めれるボールをつないでしまう、逆にいつもなら慎重に行くショットを無理に打ちすぎてしまう、等といったことでしょうか。

 

また試合前にもそれを感じるかもしれません。

 

私の場合は、試合の日の朝から始まっていました。

 

というのも、試合の日の朝は、必ずと言っていいほど、お腹を下していました。

 

そして、この『お腹を下している』ようないつもと違う自分がとても嫌でした。

 

もっと試合の時も平常心でいる自分でいたかったですし、いつもと同じように落ち着いている自分でいたかったと当時は思っていました。

 

しかし、必ず試合の日になると、お腹を下し、プレーも固くなる体験を繰り返していたので、試合が近づくと、またなるのでは、と憂鬱でした。

 

そんな自分だったので、『メンタルが弱いんだ。強化しなければ』と思い、いくつか取り組んだことがあります。

当時の書籍を読んでメンタルを強化するために取り組んだのは、

・イメージトレーニング・・・自分の良いプレーや勝っているシーンを想像する。

・アファメーション・・・自分を肯定的に捉えるような言葉を投げかける

等を取り組みました。

 

メンタルを強化しようとする方ならば、トライしたことがあるのではないでしょうか?

 

これらのトレーングを繰り返しましたが、実際にはあまり成果を感じませんでした。

 

イメージトレーニングをしても試合の時にはビビりましたし、アファメーションしているときは肯定的でいることができますが、試合になるとやはり元の自分に戻ってしまいました。

 

そんな私がメンタルの弱さを克服した方法

そんな私が、メンタルの弱さを克服し、強化していった経緯をお伝えします。

 

メンタルが弱い、と感じるということは、『本当はこんなはずではない』『本当はもっとできるはずだ』『こうでありたい』という自分の理想やイメージと現実とのギャップから生まれてきます。

 

試合で『優勝する自分でいたい』という期待を抱くことは、同時に『もしも優勝できなかったら』という不安を抱くことも意味します。

 

私も『自分はランキング●●位にいるはずだ』『この試合でこれくらい勝ちたい』という期待や理想を持っていました。

 

現実を見つめること

しかし、ある時、その期待や理想は、あくまで自分勝手に思い描いていたものであって、現実としての自分の実力はこういうものだ、と自分の弱さを客観視し、正面から見つめ直したきっかけがありました。

 

そこから、私のメンタルの弱さは少しずつ強化されていったのです。

つまり、理想と自分とのギャップが存在し、そのギャップができるだけ存在してほしくない、と思っているときに緊張や不安が生まれていたのですが、ギャップが存在したらしたで仕方がない、と考えるようになってから、変化が生まれ始めました。

 

その時から、練習中の自分の技術やショットの持っている安定性などを、偏見や期待無しに、そのまま受け止めるようにしました。

 

今の自分の実力をそのまま見るようにしたのです。

 

そこから、メンタルが少しずつ強化されていき、できるだけ期待を持たずに、ただ目の前のことに集中するように変化していきました。

 

そして、そのように捉え始めるようになってから、自分のウィークポイントや弱みを『課題』として捉えられるようになっていきました。

 

メンタルの弱さを強化する方法

それまでは『緊張する』ことも、できれば起きてほしくないこと、として捉えていました。

しかし、それを課題として捉えるようになってからは、『どうすれば緊張に対して準備できるか』と捉えるようになっていきました。

 

そのように捉えるようになっていくと、実は試合中だけでなく、練習の中でも、試合中ほどではないけれども、自分のメンタルの弱さが出ている部分がありました。

 

たとえば、どうしても負けたくない相手とのポイント練習では、格下と捉えていた相手と試合をするときの『どうしても勝たなければ』というメンタルの弱さを発見しました。

 

たとえば、ドリル練習の最後の順番や、練習時間全体のラストボールでは、マッチポイントのときの『このポイントでどうしても決めたい』というメンタルの弱さを発見しました。

 

たとえば、ラリー練習やドリル練習でしていた初級のミスには、試合序盤での『まぁ最初だから様子見だろう』というメンタルの弱さを発見しました。

 

このように試合と似たメンタルの弱さを練習中に発見できたら、それはメンタルを強化するチャンスだと捉えていくことができました。

 

そのようなシーンで、どう意識することで、いつもどおりのプレーができるのか。

どのようにすると集中力を高く保てるのか。

どのようにすると、気持ちのゆるみを回避できるのか。

といった工夫を重ねていくことができました。

 

そして、こうしたかたちで、メンタルの弱さが出てくるシーンを『弱さを克服するチャンス』と捉えていくこと自体が、そうした緊張したシーンを肯定的に捉える訓練になっていきました。

 

メンタルの弱さこそ成長するチャンスである

もしも、いまメンタルが弱いと感じている方がいるとしたら、実は今こそがあなたが成長するチャンスであると捉えてみましょう。

あなたが悩んでいるポイントこそが、あなたを成長させてくれます。

 

決してメンタルの弱さを嘆くのではなく、正面から受け止めてみた瞬間に、弱さが弱さでなくなるときがくるでしょう。

 

あなたのメンタルが強化されることを願っています。

 

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