運動が苦手なジュニアがセンスある選手と戦う方法

2019年07月03日 ジュニア

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ジュニアで試合に出ていると、『やっぱり運動はセンスだな』と感じる場面もあるのではないでしょうか?

運動音痴でセンスがなかった私が、センスの正体と磨く方法について解説します。

 

運動音痴でセンスがない。。。

『センスがある人が羨ましい』何度こう思ったことでしょう。

私は運動が苦手で、運動全般のセンスがまるでありませんでした。

徒競走をすれば後ろから5番目から6番目が定位置で、サッカーをすれば接触して骨折をする、といったようにどんくさい子供時代でした。

 

ジュニアとしてテニスに取り組んでいるときも、自分より後から始めた経験の浅い人には勝てるものの、自分より先に始めている経験年数の多い選手やセンスのある選手には負けてしまう、という体験を繰り返していました。

 

特にボレーは苦手で、簡単そうにボレーを打つ人を見て、本当に羨ましく思ったものです。

 

そんな私ですが、テニスに取り組み上達していく過程学んできた『センス』の正体と、センスを改善していくための方法を解説したいと思います。

 

テニスのセンスとは?

テニスでセンスがある、ない、とはどういったものなのでしょうか?

私も『センス』の一言で片付けていましたが、今は更に細かく要素を分解することができます。

 

特にテニスにおいては、大きく次の2つの要素が上手くできると、『センス』があると言えるでしょう。

まず1つ目は『ボールの軌道予測』です。

テニスは、ボールのスピードのほうが自分が動くスピードより速いので、ボールが来る前にボールが来る場所を予測して移動しておく必要があります。

 

そういった点で、ボールの飛んでいる様子を見抜き、そこからバウンド地点やバウンド具合を見抜く事が必要になります。

 

特に男の子等で、球技経験が多いジュニアは自然にこのボールの予測ができているので、『センスが良い』と言うことができます。

 

そして、もう一つは、スイングする動作を生むための力の使い方です。

ラケットをスイングするときにも、力の使い方は様々です。

たとえば、手先の力で振りにいくこともできれば、体幹を回す動作で振りにいくこともできます。

この力の使い方が合理的であり、かつ、毎回同じ動作を繰り返すことができる再現性の高さがあると、『センスが良い』と言うことができます。

 

センスを良くする方法とは?

例えば、自転車レースに出るとしましょう。

あなたには、ハンドルが曲がった自転車が与えられます。

一方で、別の人はまっすぐの自転車であったり、一こぎするだけで大きく進む自転車を与えられています。

 

果たしてこれらの選手が皆同じメニューで練習しても、それぞれが上達するでしょうか?

 

答えはNoでしょう。

 

もしもあなたがハンドルが曲がった自転車が与えられたとしたら、まずはそれを直す作業からスタートする必要があります。

 

このように、それぞれの必要な要素を分解していくことで、『センス』で片付けられていた部分を磨いていくことができます。

 

たとえば、自転車の乗り方を例に取ってみましょう。

私の子供時代は、とにかく乗って乗って練習しているうちに乗れるようになっていきました。

しかしとにかく時間がかかったものです。

 

しかし、検索していただくとわかりますが、いまは自転車に乗るためにたくさんの乗り方の工夫があります。

これらはいずれも、自転車に乗るための必要な要素を分解しています。

そして一つ一つの要素であれば、難易度は低いのですぐにクリアすることができます。

そのステップを登っていくことで、乗れるまでの時間が短縮するわけです。

 

センスを分解して、スモールステップで上達する

テニスにおいても要素を分解して、スモールステップで練習していくことで、センスがないと感じている人でも、上達スピードを上げていくことが可能です。

 

紹介させていただいたように、多くの方は『軌道予測』と『力の使い方』が改善すると一気に上達スピードがあがります。

 

そのために、『それぞれの要素だけにフォーカスして』練習に取り組むと良いでしょう。

 

『軌道予測』を練習するのであれば、その要素だけに注目して練習し、『軌道予測』が改善したかどうかだけをチェックしながら取り組みましょう。

 

この時の大事なポイントは、『入った』『上手く打てた』等の目に見えやすい結果に注目するのではなく、あくまで取り組んでいるテーマができたかどうか、に注目して取り組むことが大事です。

 

センスよりも大切なもの?

ここまでセンスについて解説してきましたが、一方で私自身はセンスがなかったことについて、当時は本当に自分の持って生まれた体が恨めしかったのですが、今は違う捉え方をしています。

 

というのも、センスがなかったからこそ、本当に上達するためにどうしたら良いのかを考えるきっかけになりましたし、なかなか成果結果が出なくてもへこたれない心が鍛えられました。

 

そして、だからこそ、自分のようになかなか上達に悩んでいる方々へ、『こうすればできるんだ』という取り組み方と見本となることができます。

 

そして『センス』に悩んでいる方に最もお伝えしたいことは、『センス』がないこと自体をむしろチャレンジングに捉えていただく姿勢こそが、最も大切だということです。

 

私自身の体験から『センスがあれば』と思い悩んでいるときは、結局『センス』を言い訳にして逃げていました。しかし、与えられたものは変えようがない、と開き直り、センスに対して正面から向き合い始めた時に、初めて本当に上達し始めることができました。

 

そして、テニスに限らず、『なかなかうまくいかない』こと、というのは、どんなに才能があっても、どんなに恵まれた状況にあっても起こるものです。

そんな時に、チャレンジングに取り組む姿勢こそが、壁を突破する鍵になります。

だからこそ、センスがない今このときこそ、その姿勢を学び自分を鍛えるチャンスなのだと捉えてみましょう。

 

今こそあなたが成長するチャンスです。

 

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