伸び悩みを感じているジュニアが突破するには?

2019年06月21日 ジュニア

tennis-3550144_1920

ジュニアで試合に出ていれば、伸び悩みを感じるシーンも必ずあるでしょう。そんな時どう取り組めば伸び悩みを突破できるのでしょうか。

 

なかなか試合に勝てなかった私自身が突破した方法を踏まえて、解説したいと思います。

 

 

伸び悩みの原因は?

 

試合に出ていると、『伸び悩んでいる』と感じている時は必ずあります。

 

まず、伸び悩みを感じる時はどのようなケースがあるのでしょうか?

 

①敗因分析ができていない

 

試合で負けても敗因分析ができていない選手がいます。

 

『負ける』ということをネガティブに捉えていればいるほど、その事実から目を背けたい、という気持ちから、『なぜ負けたのか』という最も大切な部分を直視することを避けてしまいます。

 

しかし、敗因をきちんと分析できていないと、次の試合に向けての改善の一歩も踏み出せません。

 

また、負けたあとの振り返りで、『負けた理由』が『言い訳』になってしまったり、改善のための道筋ができていないケースもあります。

 

たとえば、『サーブが入らなくて負けました』という敗因だったとしましょう。

 

たしかに、それ自体は間違いではないのですが、果たしてこの分析だけで次の試合に向けて改善がしていけるでしょうか?

 

『なぜ入らなかったのか?』『原因がどこにあるのか?』『原因はどう取り組めばなおりそうなのか』

 

等の掘り下げができて初めて練習の中で意識する具体的な内容となり、改善に向けて試していくことができます。

 

敗因のきちんとした分析ができて初めて伸び悩みを解消することができます。

 

②練習と試合がつながってない

 

真面目な選手に多いのですが、一所懸命練習していても、それが練習のための練習になっていて、試合のための練習になっていないケースです。

 

例えば、練習では良いプレーをしているのに試合だとなかなかその通りにできない、というケースも同じです。

 

真面目でコーチのアドバイスも良く聞こうとする選手ほど、このケースに該当します。

 

③まわりが成長している

 

ジュニアで小さい頃は勝てていた、という方にありがちなのがこのケースです。

 

例えばそれまではラリーをつなげていたらまわりがミスをして勝てていたけれど、年齢が上がるにつれて、まわりの選手がラリーをつなげられるようになると、それまでの勝ちパターンが通用しないので、負けてしまいます。

 

特にこれまで勝てていた体験があればあるほど、その成功体験で通用するはずだ、という思い込みも強くあります。また、これまでの戦い方を変える過程で、もしかしたらもっと勝てなくなるのでは、という恐れもあるでしょう。

 

どうすれば伸び悩みを回避できるのか?

 

ではどのように取り組めば伸び悩みを回避できるのでしょうか?

 

私自身の体験からお伝えさせていただけたらと思います。

 

まず、私は小学生からテニスを始め、高学年になって育成コースに入り、試合にも出始めました。

 

早生まれだったこともあり、同学年の選手が上の年代にあがると、少しは試合で勝ちましたが、また年齢が上がれば勝てなくなり、という繰り返しでした。

 

また私よりも後からテニスを始めた人には勝つものの、自分と同じくらいに始めたり、また早く始めていた選手にはなかなか勝てませんでした。

 

このような状態が、高校卒業するまで同じような状態がずっと続いていました。

 

そんな私に変化が訪れたのが大学3年生のときで、その時に伸び悩みを突破した取り組みを紹介しましょう。

 

焦点を絞って技術を磨く

 

それは、焦点を絞って技術を磨くことです。

 

伸び悩みの時期を迎えると、成果結果が出ないので、つい色々なことを試したくなります。

 

たとえば、フォアハンドが課題だと考えて練習していたけれども、しばらく取り組んだり、練習でのポイントをやってみると、今度は違う課題が重要ではないか、と考えて、そちらを練習して、となることはありませんか?

 

このようにその時その時の表層的に起きている『うまくいかないこと』に対応しようとすると、結局どの技術も中途半端に終わってしまいます。

 

一方で、私が伸び悩みを突破したケースでは、練習する技術をかなり具体的に絞り込んで行いました。

 

まずは、フォアハンドの回り込みの逆クロスショットを磨きました。

 

そしてフォアハンドの逆クロスショットが安定してできてきたら、今度はそこからさらに自分の展開を優位にするために相手をコート外側に追い出すショット、そして相手からポイントを取りに行くための回り込んでストレートのショットを練習しました。

 

また、一方でフォアハンドの回り込みの展開から、もしも相手が逆襲してきた場合、というケースも想定して練習を組み立てていました。

 

このように、焦点を絞って技術を磨いていくことで得られるメリットは、

 

・焦点を絞るため、確固たる技術力が培われ、試合でも自信を持って打てる

 

・試合中に迷うことがなくなる

 

という点が挙げられます。

 

選択するということは、捨てるプレーを選ぶことも

 

このようになにかにフォーカスしてプレーをするということとは、逆に言うならば捨てるプレーを選ぶことでもあります。

 

たとえば、私の場合は、ボレーが不得意だったので、ボレーは練習する時間も少なくしましたし、試合でも積極的に出ませんでした

 

むしろ、チャンスボールを打ったあと通常ならばボレーに出るシーンでも、後ろに下がる、という選択をしていました。

 

通常であれば、浅いボールが来たら前に出て勝負をしますが、自分の得手不得手や展開を考えたときには、捨てるプレーも明確にしていくことで、自分が練習すべき技術が明確になり、試合でも戦い方にも迷いがなくなっていきます。

 

伸び悩みは成長するための課題を教えてくれているサインである

 

ここまで、伸び悩みを感じている方のための取り組み方をお伝えさせていただきました。

 

伸び悩み、なかなか成果が出ないと、不安になり、色々なことに手を出したくなってしまいます。

 

しかしそのようなときこそ、成長するための課題を教えてくれている時間であり、その時間を肚を据えて取り組むことで、新しいステージへとジャンプアップしていくことができます。

 

もしも伸び悩みを感じている方はそのように捉えて取り組んでみてください!

 

スポンサーリンク

 

一人ひとりに細かく指導して課題改善するGROWTH TEAM

tennis091
毎日の練習で、自分の課題やその改善方法を意識しながら、密度の濃い時間を過ごすことで、成長の速度が変わってきます。
GROWTH TEAMでは、それぞれの選手に個別に問いかけ、課題や取り組み方を明確にすることで、普段の練習の取り組み方を改善します。

今の所属に通いながら、並行して受講できるので、大きく環境を変えることなく、成長スピードをあげることができます。
 

一人ひとりに細かく指導して課題改善するGROWTH TEAM

tennis091
毎日の練習で、自分の課題やその改善方法を意識しながら、密度の濃い時間を過ごすことで、成長の速度が変わってきます。
GROWTH TEAMでは、それぞれの選手に個別に問いかけ、課題や取り組み方を明確にすることで、普段の練習の取り組み方を改善します。

今の所属に通いながら、並行して受講できるので、大きく環境を変えることなく、成長スピードをあげることができます。

コメント..

PAGE TOP