セカンドサーブでも振り抜けるメンタルを手に入れる方法

2017年07月24日 メンタル

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試合や仲間内でプレーしている時も、セカンドサーブになるとプレッシャーを感じて腕が縮こまってしまい、メンタルが弱くなってしまう経験がありませんか?

普段はなんてことなく打っているサーブでも、試合でのセカンドサーブとなると話が変わってきます。そんなプレッシャーを感じる状況でも振り抜いた安定したセカンドサーブを打つためには、普段からどのように練習し、どのように捉えることで振り抜いた安定したセカンドサーブを手に入れられるのでしょうか?

なぜセカンドサーブになると腕が縮こまるのか?

セカンドサーブに影響を及ぼしている原因は?

セカンドサーブになるとなぜ腕が縮こまってしまうのでしょうか?ここで心の中でどのような会話が行われているか紐解いてみましょう。

まず思い浮かぶのは、『セカンドサーブが入らなかったらどうしよう』ですね。
ですが、ここからさらに掘り下げてみましょう。あなたはなぜ入らなかったらどうしよう、と思っているのでしょうか?

『これでセカンドサーブが入らなかったら周りのみんなに迷惑をかけるのでは』
『このセカンドサーブでゲームが終わってしまったらサムい』
という感じでしょうか。

あるいは、大会に出ている方などは、
『このセカンドサーブが入らなかったら、もう試合に負けてしまう』とか、
『せっかくリードしていたのに、これが入らなかったら追いつかれてしまう』
というケースもあるでしょう。

こういった時にあなたは、どのように対処したら良いと思いますか?

考えないようにする?

そんな時どうしたら良いか、とご質問をさせて頂くと、『入らなかったらどうしよう、と考えないようにする』『緊張しないようにする』というお答えを耳にすることがあります。

私もセカンドサーブでメンタルが追い込まれたとき、同じように考えたことがあります。ですが、どれだけトライしても、なかなか改善することは出来ませんでした。

そして、ある時『考えないようにしている時点で、考えている』ということに気づきました。

つまり、『セカンドサーブが入らなかったらどうしよう』ということを、考えないようにする、ということは、『セカンドサーブが入らなかったらどうしよう』という考えがあることが前提になっています。禅問答のようになってきますが、実際にこれで改善されてくるか、と問われると、なかなか成果には結びつきにくいのです。

過去の失敗経験が緊張を引き寄せている

ではなぜセカンドサーブのときに腕が縮こまってしまうのでしょうか。

そこには、過去の経験があなたの身体や脳に無意識に記憶されていて、ご自身では意識して明確には思い出せなくても、過去にフォルトした経験を身体が覚えているわけです。

例えばですが、あなたが過去に一度もセカンドサーブをミスしたことがなく、100%入っていると仮定しましょう。その場合、あなたはセカンドサーブを打とうとする時に、果たして緊張するでしょうか?

おそらくそうはならないでしょう。もしあなたが一度もセカンドサーブをミスしたことがなければ、失敗するイメージが逆に想像できないため、いつも通りの動きをして腕が縮こまってしまうことも起きないでしょう。

セカンドサーブでも振り抜けるサーブを打つための秘訣

技術力の課題とメンタルの課題を整理する

このように考えていくと、セカンドサーブで腕が縮こまってしまうのには『技術力』の課題と、『メンタル』の課題と大きく分けて2つあることが理解できます。

もしあなたが毎回安定してトスを上げ、毎回同じスイングで、ボールを打てたら、失敗は限りなく生まれづらいでしょう。ですが、なかなかそうはいきません。
ですので、『技術力』をあげて、毎回同じ精度で、同じ感覚で、同じスイングで打てるようにしていけば、練習の時に失敗経験をすることもなくなるので、セカンドサーブで腕が縮こまることもなくなっていきます。

とはいえ、なかなかそれほど高い技術力を身につけるのは難しいものです。では、少なくとも試合のセカンドサーブの場面で、良い身体の動かし方を表現していけるように、『メンタル』の意識付けをしていただくことで、出来る限り良い時の技術を試合中に表現することも可能となります。

そして、これらの鍵となってくるのがルーティンです。

サーブの技術力を上げていくためのコツはコチラ

本当に意味のあるルーティン動作とは?

ルーティンという言葉を耳にすることがありますよね。

有名なのは、イチロー選手がバッティングボックスに入る前のよく物まねされる動作や、ピッチャーが投げる前の構えの動作、あるいはナダル選手のサーブを打つ前のいつも同じ動作などが有名でしょう。

メンタルを鍛えよう、というシーンで、よくこのルーティン動作をおすすめする方もいらっしゃいますが、私の考えでは、ただ単にルーティン動作を行ってもなかなか効力を発揮しないと思っています。

そのポイントは、これまで書かせていただいた『技術力』と『メンタル』をつなげる、というところです。そこが意味のあるルーティン、効果のあるルーティンをするためのポイントとなってきます。

セカンドサーブを自信を持って打つためのルーティンの作り方

あなたがセカンドサーブをミスしてしまう時は、どのような原因でミスになるケースが多いでしょうか?

まず、技術面に着目してみましょう。

毎回同じ動作をして、同じ面で当たり、同じスイングが出来れば、必ず安定したサーブを打つことが出来るはずです。それがずれているということは、ボールと身体との関係や、スイングの感覚等が、いつもと異なっているということです。原因があって、ミスにつながっているわけです。

まず最初にこの原因をできるだけ明確にしてみましょう。

たとえば原因が、『トスがずれる』としてみます。解決法として単に『トスがずれないようにする』と考えるのでは曖昧なので、どうすればトスがずれないかを整理してみます。

ここでは、例として『左腕を高く残す』としてみましょう。

『この左腕を高く残す』というのは、あなたがセカンドサーブを安定して打つための技術的な課題になってきます。

そして、この動きをルーティンに落とし込みます。サーブを打つ前に、一度左腕を高くあげる動作を必ず行ってから、サーブ動作に入る、等の取り組みをしてください。

つまり、ご自身の技術的な課題や身体の動かし方の課題を改善する動作を、実際に取り組む前に入れていただくようにしてもらいたいのです。そうすることで、技術的にも改善した動作が行われる可能性が高くなり、またメンタル的にも、集中しやすくなるわけです。

まとめ

ここまでで、セカンドサーブで腕が縮こまってしまう方への、原因と対策についてお伝えをさせていただきました。普段からも取り組みやすいので、ぜひトライしてみて下さい!

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