サーブで安定したスイングをするコツ|動画

2017年07月24日 サーブ

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安定したサーブを打つために大切になるのがスイングをする時の『スイング感覚』です。
このスイング感覚が改善されると、格段にサーブが安定します。

サーブを改善する時にはフォームやラケットの動きに目がいきがちです。しかし実はとても大事なのはこの『スイング感覚』です。

ここではスイング感覚と安定したスイングについて解説し、良いスイング感覚が必要な理由と安定して打てるようになるコツや取組み方をご紹介します!

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スイング感覚がとても大事な理由

サーブ練習をしていて、グリップやトス、スタンス、トロフィーポーズが良くなっても、ボールを打ちにいく際のスイングが崩れては、安定したボールを打つことはできません。

安定したスイングをするために大切なのは『スイング感覚』です。

『フォーム』ではなく「どのような感覚で振りに行くか」「どこの力でどのようにスイングしていくか」が『スイング感覚』となります。
少し『フォーム』とスイング感覚』について解説しましょう。

ラケットを動かそうとする時に、ある人は手首の力を使って動かす人もいれば、ある人は肩まわりの力が働いてラケットが動く人もいるわけです。
人によって身体の動かし方(どこに力が入っているか)は、異なってきます。

このように同じ軌道で同じフォームで打ったとしても、そのスイングがどこの力によって生み出されるのか、はレベルによって異なります。そしてそれが安定性につながります。

そのためスイングをするときに大切なことは、フォームよりも『スイング感覚』です。どこの力でその動きを生み出すのか、という点がとても大切なポイントになります。

安定したスイングを身につけるための2つのポイント

1.正しい『スイング感覚』で振り始める

安定した良いスイング感覚で打つための準備としてトロフィーポーズがとても大切になってきます。

トロフィーポーズからスイングをするときには、振り始めで正しい『スイング感覚』で振ることが安定したサーブを打つためのポイントです。
たとえば、自分の腕を『物体』であるように捉えてみましょう。『物体』なので、それ自体には力もないので動かすことはできません。ただ肩からぶらぶらとぶら下がっているだけ、という状態をイメージしてみましょう。この物体を動かすには、体幹を動かすとぶら下がっている腕がブラブラと動き出します。

腕の力は抜き、体幹を動かすことによって腕は振り回されていきます。その結果、余計な動きが生まれないので安定した動きになります。
この腕が振り回されるような感覚が正しい『スイング感覚』と安定したスイングになります。

そして、この正しい『スイング感覚』で振り始めることがポイントです。
振り始めで間違った動き出しをしてしまうと、安定したスイングができません。

安定したスイングを行うためにトロフィーポーズを正しく作り、そして正しい感覚で振り出せるようにしましょう。

トロフィーポーズについてまだご覧頂いていない方は、下のリンク先で細かく解説しています。

①ただ作っただけでは良い構えにはならない!構えの感覚に注意して構える
②スイングが変わる!トロフィーポーズからの振り出し方

2.正しい『スイング感覚』でインパクトする

インパクトでもこの正しい『スイング感覚』のままで打てるように意識してみましょう。

この感覚を言葉で表現するとしたら、『ボールを打つ』『打ちに行く』のではなく『振り抜きに行く』感覚です。

たとえば、このように比較してみて下さい。まずは素振りでスイングしてみてあなたのスイング感覚を確かめてみましょう。どこにどのような力を感じるのか、特に遠心力の感覚がどう感じるかを感じながらスイングしてみましょう。

今度は、ボールを実際に打ってみた時に同じ感覚で振れているかどうかを確認してみましょう。中にはいざボールを打つとなると、感覚がよくわからなくなる方もいるかもしれません。このような時はあまりボールの行方は気にせず、スイングがどのような感覚なのかを身体と対話するようなつもりでやってみましょう。

このインパクトでの振り抜きは『プロネーション』の動作が正しく作れると安定して行うことができます。プロネーションについては、動画下のリンクで細かく解説しています。

①プロネーションの正しい動きと力の使い方とは?
②正しい手首の使い方をマスターするための方法
③インパクトで力んでしまう例と対処法

安定したスイング感覚をマスターするためのコツ

振り抜きに行くスイング感覚をつかむためのコツ

素振りと実際に打つときでスイング感覚が異なっている方は、このように試してみて下さい。

ボールを打つ時に、インパクトでグリップは強く握らずにゆるく持って打ってみましょう。

インパクトでボールを打とうとして強くラケットを握ってしまうと、ラケットの動きが止まりスムーズで安定した動きを作ることが出来ません。

と言われると、『ラケットが飛んでいってしまうのでは?』と思われるかもしれません!

しかし、実はグリップは意識的に握る必要はなく、身体の反射の動作で握られるものです。多くの上手なプレイヤーはその反射の動作を利用しています。

この意識的に『握る』という力が働いてしまうと、せっかく生まれたラケットの遠心力や振る力が邪魔をされてしまいます。たとえば、腕をブラブラと振り子運動をしていたときに、手のひらをギュッと握って、その振り子動作を続けるのは難しいです。その結果安定した動きが作られません。

ラケットの遠心力を活かし、ラケットが振り抜かれる力を使ってボールを打ちにいく、これがとても大切なスイング感覚になります!
コツは、グリップを強く握らず、ゆるく持ったまま、インパクトの時も緩く持ったまま振り抜いてみる、そうすることで良いスイング感覚で安定して振ることができ、ラケットの力をうまく伝えてボールを飛ばすことが出来ます。
スイングは安定しているのでボールも安定し、さらに思ってるより簡単な力でボールが飛ぶことを体感できます。

このグリップの握りについては、以下のリンク先の解説も参考にして下さい。

良いスイング感覚を生み出すためのトスのコツ

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スイング感覚を実現するために大事になるのが、トスの位置、打点の位置です。

スイングの軌道というのは、力を抜いて振り抜こうとするときには、身体の軸に対して常に決められた安定した軌道を通ります。たとえば、振り子時計は必ず同じ安定した軌道で動きますよね。

ここでトスの位置が安定せず、それでも打ちにいってしまうと本来通るスイングの軌道とは異なるスイングをしなければなりません。その結果手先の力で距離感を調整することによって距離感を合わそうとしてしまいます。
そうすると、せっかく良いスイング感覚で振れていたものが、手先の力によって邪魔をされ手打ちになってしまい安定したスイングにならず、結果としてサーブが不安定になります。

トスを上げた時にしっかり良い打点の位置に上がっているかどうかを見極めるようにしましょう。
トスがずれていたらやり直して、スイングの中にしっかりボールが入ってくるようにトスを上げましょう。そうすることで安定したスイングへとつながります。

トスがうまくあがらない、ずれてしまう、という方のために、トスを安定してあげるための方法について解説した記事をご覧になりたい方は、下のリンクをクリックして下さい。
①よくありがちなトスが不安定な例
②トスを安定して上げるためのマスター方法

まとめ

体を回す力で力を生み出し、手の力を抜いたスイング感覚を実現することで、毎回同じスイングを安定して楽に強いボールを打つことが出来ます。

そのために、『グリップは強く握らずに振り抜こうとすること』そして『スイングの中にトスが入ってくること』が大事なポイントです。トスに合わせてスイングをしてしまうと安定したサーブになりません。

遠心力を感じながらスイング感覚を実践して、安定した楽に力強いボールを打ってみましょう!

初めは素振りでスイング感覚を掴み、素振りと打つ練習を交互に行っていくことでその違いがわかりやすくなり、ボールを打つ時も安定したスイング感覚で打っていくことができます。

『スイング感覚』が身についてきた方は、さらにサーブを安定させるために回転をかけるサーブでも良いスイング感覚で打てるようにトライしましょう。
以下のリンク先ではスライスサーブでのスイング感覚について解説しています!
①振り抜いたスイングで打つためのスタンスの作り方とは?
②良いスイング感覚で回転をかけるためにトスが大事な理由
③振り抜いて回転をかけるための大事なポイント

 

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