やる気がないなら。。。

tennis091

『やる気がないならやめたら』という言葉を言ったり、あるいは言っている場面を目にしたりしたことはないでしょうか。

 

言葉には、その文字通りの意味を伝えようとしている場合もあるが、言葉の裏に込めた意味を伝えようとしている場合もあるでしょう。

 

このフレーズが使われる場合は裏に意味が込められてはいないでしょうか?

 

私が感じる意味は、『脅し』です。大人や子供、コーチと生徒という関係においては、完全に上下関係の立場が決まっている。その関係の上でこのフレーズが使われるということは、言われる側からすると、『脅されている』と感じてしまうでしょう。

 

では、果たして脅すことでやる気が出るのでしょうか?パフォーマンスがあがるのでしょうか?

 

脅しについては、ジャニスとフェッシュバッハの行った歯磨きの心理実験というものがあります。詳細は検索していただけたらと思いますが、強い脅しは効果がない、という結果が出ています。

 

『脅し』によって、一時的にパフォーマンスがあがるとしたら、『脅し』という外からの刺激に対して反応が起きている、ということになります。ということは、逆に言うならば外からの刺激がなければ『やる気』があがらない、ということになります。

 

しかし、試合のときは一人きりで戦わなければなりません。そして、本質的に成長するためには、内在している、自分の内側から出てくる『やる気』が必要となります。

 

逆説的になりますが、この内側から出てくるやる気をあぶり出すためには、『やる気がない』という自分でも許される、承認される、という環境になったときに、本来自分の内側から発露してくるものだそうです。

 

どんな相手でも受け入れる、そんな姿勢でいることこそ、人の本来の能力を引き出す鍵なのかもしれません。

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